ビデオ、ビデオ、ビデオ [キャラメル・エッセー]
「新潟日報」連載・10年後の復刻
キャラメル・エッセー 回転ドアの向こうには-14
ビデオ、ビデオ、ビデオ
●このエッセーは1998年10月19日付「新潟日報・せいかつ欄」に掲載されたものです。
●「キャラメル・エッセー」の全体テーマは「生涯学習」。10年後の復刻として全14回を随時掲載させていただいております。なお、ここでは「生涯学習」を文字通り「生涯が学びの場」と広くとらえています。
●記事は当時のままです。場合によっては現在の認識とズレがあるところが出てきても、そのまま掲載しております。
業務用のビデオデッキとモニターが2セット。それに編集機、タイトラー、エフェクター、ミキサー、アンプ…と、特製の棚いっぱいに配置された壮観なメカニズム。それが佐藤好子さんのビデオ編集室だ。
佐藤さんは、私が関与している都下・府中市に拠点を置く「TAMAビデオクラブ」の会員である。と同時に「ビデオサロン月曜クラブ」「日野遊ingビデオクラブ」の会員でもある。佐藤さんがなぜこのように積極的なのか。それには深い訳がある。
「これは、主人がNHKビデオ教室の課題で撮影したものなんです」と見せてくださったのは、プロ顔負けのカメラワークと編集により構成されたみごとな作品であった。画面にはご主人と肩を並べてススキの原を散策する好子さんの姿も写し込まれている。カメラを三脚に据えて自分たちを撮影したのだという。
「主人といっしょに写っているのはこのフィルムくらいしか無いんです。撮影に行くときにはいつも連れ出されました。カメラを回す時あれこれ注文がうるさいので、つい、いい加減に応じていました。自分でもビデオをやるようになって、あの時主人が何でそのような注文を出したのか、今になると良く分かるんです。どうしてあの時、素直に主人の手助けができなかったのか、とても悔やまれるんです」と佐藤さん。二年でそれだけ佐藤さんのビデオ技術が上達した証(あかし)である。
「別れた時はそれは悲しかった。今はとても寂しい。でも、これらの機材といっしょだと、なぜか気持ちが和むんです。主人はどんな気持ちでビデオを作っていたんだろう。これらの機材はそれを教えてくれそうな気がする。機材は処分せずに自分もやってみよう、そう思った時、ビデオクラブの存在を知ったんです」。
「TAMAビデオクラブ」には、国際的なビデオコンテストに2年連続上位入賞を果たした矢島健さんをはじめ、自治体やテレビ局が主催する各種のコンテストなどに常連で出品し、受賞しているメンバーたちがいる。みんな自分の生き方をしっかりと手中に収めた人たちだ。設楽厚子さんは、自身、府中市の視聴覚教育推進委員でもある。また、メンバーの中の四人は、視聴覚教育指導者として、市の生涯学習活動の一端を担っている。これは、自治体による生涯学習活動が、市民のそれとうまくリンクした事例であると思う。
一方「TAMAビデオクラブ」は、三鷹市、日野市など周辺地域の他のビデオクラブとの交流も行っている。点としての存在だったものが、線へ、面へと、交流の範囲を広げている。毎月二回の例会は、広域から集まった仲間たちがかもし出す和やかな空気の中で、なんとみずみずしい光を放っていることだろうか。
「主人は写す専門でしたから、自分の出ている画面はあまり残されていないんです。もう少し気持の整理がついたら、残された8ミリ映画やビデオから、姿や声の残るカットを探し出して、一本の作品にまとめてみようと思っています。気持ちの整理には、まだ時間がかかると思いますけれど…」と佐藤さん。それは素晴らしいアイディア。きっと、いい作品になりますよ。私が保証します。それだけ心のこもった作品なんて、生涯に一本作れるかどうか分からないのですから。
●以上の14話は、インターネットが生まれる前のお話です。
これからはインターネットによって、新しいコミュニケーションが生まれることでしょう。
これを持ちまして「キャラメル・エッセー」カテゴリーの記事は終了しました。
長期にわたってご愛読、ありがとうございました。
なお、他のカテゴリーもどうぞよろしくお願いいたします。
キャラメル・エッセー 回転ドアの向こうには-14
ビデオ、ビデオ、ビデオ
●このエッセーは1998年10月19日付「新潟日報・せいかつ欄」に掲載されたものです。
●「キャラメル・エッセー」の全体テーマは「生涯学習」。10年後の復刻として全14回を随時掲載させていただいております。なお、ここでは「生涯学習」を文字通り「生涯が学びの場」と広くとらえています。
●記事は当時のままです。場合によっては現在の認識とズレがあるところが出てきても、そのまま掲載しております。
業務用のビデオデッキとモニターが2セット。それに編集機、タイトラー、エフェクター、ミキサー、アンプ…と、特製の棚いっぱいに配置された壮観なメカニズム。それが佐藤好子さんのビデオ編集室だ。
佐藤さんは、私が関与している都下・府中市に拠点を置く「TAMAビデオクラブ」の会員である。と同時に「ビデオサロン月曜クラブ」「日野遊ingビデオクラブ」の会員でもある。佐藤さんがなぜこのように積極的なのか。それには深い訳がある。
実はこれらのビデオ機材は、すべてご主人の残されたものである。佐藤さんのご主人は二年前に他界された。突然空虚になった自宅の一角に、好子さんにはチンプンカンプンの複雑な機器群が鎮座していた。
「これは、主人がNHKビデオ教室の課題で撮影したものなんです」と見せてくださったのは、プロ顔負けのカメラワークと編集により構成されたみごとな作品であった。画面にはご主人と肩を並べてススキの原を散策する好子さんの姿も写し込まれている。カメラを三脚に据えて自分たちを撮影したのだという。
「主人といっしょに写っているのはこのフィルムくらいしか無いんです。撮影に行くときにはいつも連れ出されました。カメラを回す時あれこれ注文がうるさいので、つい、いい加減に応じていました。自分でもビデオをやるようになって、あの時主人が何でそのような注文を出したのか、今になると良く分かるんです。どうしてあの時、素直に主人の手助けができなかったのか、とても悔やまれるんです」と佐藤さん。二年でそれだけ佐藤さんのビデオ技術が上達した証(あかし)である。
「別れた時はそれは悲しかった。今はとても寂しい。でも、これらの機材といっしょだと、なぜか気持ちが和むんです。主人はどんな気持ちでビデオを作っていたんだろう。これらの機材はそれを教えてくれそうな気がする。機材は処分せずに自分もやってみよう、そう思った時、ビデオクラブの存在を知ったんです」。
「TAMAビデオクラブ」には、国際的なビデオコンテストに2年連続上位入賞を果たした矢島健さんをはじめ、自治体やテレビ局が主催する各種のコンテストなどに常連で出品し、受賞しているメンバーたちがいる。みんな自分の生き方をしっかりと手中に収めた人たちだ。設楽厚子さんは、自身、府中市の視聴覚教育推進委員でもある。また、メンバーの中の四人は、視聴覚教育指導者として、市の生涯学習活動の一端を担っている。これは、自治体による生涯学習活動が、市民のそれとうまくリンクした事例であると思う。
一方「TAMAビデオクラブ」は、三鷹市、日野市など周辺地域の他のビデオクラブとの交流も行っている。点としての存在だったものが、線へ、面へと、交流の範囲を広げている。毎月二回の例会は、広域から集まった仲間たちがかもし出す和やかな空気の中で、なんとみずみずしい光を放っていることだろうか。
私の周りにはたくさんの熟年の仲間がいる。ビデオは自分を表現する絶好のメディアである。豊かな感性と創造力をベースとした知的な趣味である。知らず知らずのうちに幅広い人間性を養う遊びでもある。ビデオを趣味とする人に共通して言えることは、年代に関係なく、とてもはつらつとしていることだ。
「主人は写す専門でしたから、自分の出ている画面はあまり残されていないんです。もう少し気持の整理がついたら、残された8ミリ映画やビデオから、姿や声の残るカットを探し出して、一本の作品にまとめてみようと思っています。気持ちの整理には、まだ時間がかかると思いますけれど…」と佐藤さん。それは素晴らしいアイディア。きっと、いい作品になりますよ。私が保証します。それだけ心のこもった作品なんて、生涯に一本作れるかどうか分からないのですから。
●以上の14話は、インターネットが生まれる前のお話です。
これからはインターネットによって、新しいコミュニケーションが生まれることでしょう。
これを持ちまして「キャラメル・エッセー」カテゴリーの記事は終了しました。
長期にわたってご愛読、ありがとうございました。
なお、他のカテゴリーもどうぞよろしくお願いいたします。
2010-01-18 23:59
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日野市に子どもの頃(18歳頃まで)住んでいました。父も8ミリなど撮っていましたから、今でもわたしの子ども時代の様子、何もなかった鎌倉の海など...写っていますよ。
こちらに来て、嫁ぎ先、あまりそういうことに無縁な家族なので、わたしの撮った写真があるだけなのです。TAMAと聞いて懐かしく思いました。
by Ariel (2010-01-18 08:07)
おはようございます。佐藤好子さんとは時々お目にかかりますが、このような経歴と言うか、人生を送られていた方とは知りませんでした。何時も素晴らしい作品を見せていただき、素晴らしい方だなあと尊敬している方です。
これからも素晴らしい作品を見せていただきたいと願っています。
by カメキチ (2010-01-18 09:33)
しみじみ読ませていただきました。
by くまら (2010-01-18 10:56)
毎回、映像や多彩なジャンルに色々勉強させて頂いてます、今の写真の仕事の延長で将来的にドキュメンタリー映画製作するコトになりそうなのでその祭はご相談させてください。
shin.
by shin (2010-01-18 12:08)
こんな二人三脚は素敵ですね
亡くなっても資質は存在しているんですね
しかし、ビデオは人間の生活パターンを劇的に変えましたね
by pace (2010-01-18 16:00)
いいお話ですね。
好子さんの後悔の強さがよく分かります。
きっと、すばらしい作品が出来上がるでしょうね^^
by abika (2010-01-18 19:05)
xml_xslさん
c_yuhkiさん
はつこうさん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-18 19:30)
Arielさん、こんばんは。
ワールドワイドのはずのインターネットも、意外にご当地の範囲が多かったりして。W 日野市の中学校へは、7月になると毎年参ります。
8ミリ映画は保存状態によって劣化します。もしご実家にフィルムが保管されているなら、ビデオで撮り直してDVDにするとかされた方がよろしいかと。
2009.2.17に関連記事があります。
(ここにはリンクのアドレスを貼れないようです)
by sig (2010-01-18 19:45)
takemoviesさん
kurakichiさん
kontentenさん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-18 19:52)
カメキチさん、こんばんは。
この頃から早いものでもう10年以上経ちました。
みんないい関係で長い年月を経ていくのはとてもうれしいことですね。
それもビデオならでは、と思っております。
ありがとうございます。
by sig (2010-01-18 19:56)
くまらさん、こんばんは。
ありがとうございます。
同好の士はありがたい存在です。
写真も全く同じことが言えると思いますね。
by sig (2010-01-18 19:58)
キクさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-18 19:59)
shinさん、こんばんは。
大変うれしいお言葉、ありがとうございます。
shinさんのような方から、光栄です。
by sig (2010-01-18 20:03)
furukabaさん
ヨタ8さん
釣られクマさん
お茶屋さん
YAOJIMAさん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-18 20:05)
paceさん、こんばんは。
写真は一人で完結しますが、ビデオは良く理解してくれるアシスタントが存在すると、大助かりなんです。その意味で、ご夫婦で助け合いながら楽しんでいらっいゃる方も多いです。まさに夫唱婦随。
見るたびにうらやましくなります。W
by sig (2010-01-18 20:08)
sanaさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-18 20:09)
abikaさん、こんばんは。
そう。この翌年、好子さんは本当に心のこもった感動的な作品をまとめ上げられましたよ。
写真も、ビデオも、映像はこころまで記録してくれるのですね。
by sig (2010-01-18 20:14)
若頭さん
トメサン
makiさん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-19 00:02)
eternityさん、こんばんは。はじめまして。
ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-19 00:04)
ChinchikoPapaさん
miyokoさん
やまさん
八犬伝さん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-19 00:05)
sigさん、2009年2月17日の記事、観るの、URLがわかれば簡単なんですけどね〜。
それにしても日野市の中学校....!!どの中学校か私の卒業したのは2中ですが...
。
by Ariel (2010-01-19 11:19)
花火師さん
flutistさん
漢さん
こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-19 14:45)
Alielさん、こんにちは。
この欄にリンクコードは、何度やってみても貼れません。すみません。
手間がかかりますが、一番上のアドレス入力欄の日付を2009-02-17としてその後ろを消してリターンキーを押したらいけると思います。
学校は大阪上中学ですから、残念ながら違いますね。
わざわざすみません。
by sig (2010-01-19 14:58)
ばんさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-19 17:32)
フィルム・コミッションもそうですが連携すると素晴らしい映画撮影支援活動を成し遂げますよね!!
特に情報の和は凄いです~(^o^)
by tomickey (2010-01-19 20:53)
こんばんは。
素敵なお話ですね〜 今でもご主人とご一緒なんですね。
きっと素晴らしい作品が完成することでしょう !!
by yakko (2010-01-19 21:35)
チョコシナモンさん
m6324さん
Qooさん
こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-20 09:16)
tomickeyさん、こんにちは。
各地でフィルム・コミッションが立ち上がっていますね。
地域ぐるみで行うロケ誘致活動ですから、映画好きの仲間が集まることによって、自分たちで映画をつくろうというような活動にまで発展するといいと思います。
by sig (2010-01-20 09:20)
yakkoさん、こんにちは。
こんなかたちでご主人の遺志を継いだ佐藤さんは、ビデオをつくっていさえすれば、いつでもご主人といっしょにいられるのでしょうね。
うちの場合は、私がいなくなればすべてゴミの山です。うらやましい話です。W
by sig (2010-01-20 09:23)
soneさん
アヨアン・イゴカーさん
こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-20 09:23)
pontiさん
ぼんぼちぼちぼちさん
ほりけんさん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-21 00:18)
yannさん
fuzzyさん
こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-22 10:02)
僕の倶楽部活動とは全然違いますね。
人生を感じます。
もはやクラブと言うより人生の本命のような趣味で
ビデオ作成の情熱を注ぐ熱い思いを読ませていただきました。
by 響 (2010-01-22 18:22)
響さん、こんばんは。
趣味はそれだけでその人を物語るものだと思うんですね。
ビデオが写真と異なるところは、いくつものカットをより合わせて物語を紡ぐというところなんです。
趣味のビデオでは、テーマを見つけて企画し、構成し、場合によってはシナリオを書き、撮影し、タイトルをデザインし、スーパーを作り、編集し、コメントを書き、ナレーションを読み、BGMの選曲まで、一人10役です。
プロはそれぞれに専門家がやるのですが、アマは全部一人でやるのだから、面白いし、楽しいのです。
こんなに本格的にやらなくても、普通は撮って帰って観るだけでも、やはり写真と違う動きの面白さがありますよね。ビデオクラブの会員の中には、ハーレーでドライブしながらビデオ撮影を楽しんでいる人もおりますよ。
by sig (2010-01-22 22:14)
ご主人が亡くなられてから
一念発起した佐藤さんは、とても素晴らしい方ですね☆
誰でも出来ることではないですよね。。。
カメラが一因で別れてしまった私のとこは、
逆にこれでよかったんだなぁ~と思えて仕方ないのです^^;
by gyaro (2010-01-23 05:06)
路渡カッパさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-23 15:52)
gyaroさん、こんにちは。
やっぱり愛の力でしょうか。本当に素敵なことですね。
あれ。gyaroさんのそのことは、初耳ですね。
カメラがマイナスに働くなんてこと、あるんでしょうか。
by sig (2010-01-23 15:57)
こんにちは・・・
わたしも8ミリ時代から映像を撮り続けています!
といって、sig さんの記事のような高度なものではなく、子供の成長記録から抜け出せない次元の引くさではありますが(笑)
by あら!みてたのね (2010-01-23 16:54)
あら!みてたのねさん、こんばんは。
そうですか。とてもいいことですね。
お子さんの記録は何よりの価値を持つものです。
別に手を掛けなくても、記録それ自体が意味の深いものですから、それで十分ではないでしょうか。
もし興味がおありなら、文字を入れたり、音楽をつけたりすると、もっと楽しいかもしれませんね。
by sig (2010-01-23 20:45)
みかっちさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-23 20:46)
SILENTさん
corradoさん
こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-25 19:28)
BlackTigerさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2010-02-07 16:51)
読んでいて涙が出て来ちゃいました。生きている時に…という気持ちはとっても今よくわかります。10月に父が他界したこともあるせいかもしれません。奥様がビデオの撮影勉強を始められたというのがなんとも素敵ですね。私は自力で動画をちょぼちょぼいじり始めちゃったけれど、やっぱりそういう講習会って行ってみたいです。
キャラメルエッセーがおしまいなんですね。ちょっと寂しいけれど、次からは何が登場するのか、とても楽しみです!
by うさ (2010-03-21 19:22)
うささん、こんばんは。
そうでしたね、10月に。なにかにつけて思い起こされるでしょうね。そしてそれがいちばんの供養かも。
ここに書いたビデオクラブは今でも活動を続けています。明日もひとつ例会に出ます。
ビデオは写真と一味違った楽しみがあることを もう うささんはご存知ですから、これからも楽しい動画を見せてくださいね。
by sig (2010-03-22 00:28)
ともちんさん、こんにちは。こちらまでご来館ありがとうございます。
by sig (2011-01-15 14:10)