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努力しないで○○する方法 [キャラメル・エッセー]

 P1030925b-3.jpg  「新潟日報」連載・10年後の復刻
         キャラメル・エッセー  回転ドアの向こうには-8
       努力しないで○○する方法

回転ドア写真8-2.JPG回転ドアの向こうには-8b.JPG
  
●このエッセーは1998年4月20日付「新潟日報」家庭欄に掲載されたものです。

  最近気になる風潮がある。「努力」とか「がんばる」という言葉が死語になりつつあることだ。
若者の間では以前から、それを「ダサい」とか「割に合わない」とみて敬還する傾向があるらしかったが、バブル崩壊のころからその考え方が市民権を得て、堂々と大手を振って世間にまかり通るようになった。

  この風潮を加速させたのは、三月初旬、長野で開催された「アートパラリンピック」で入選した習字である。「がんばらない」と墨書したのは西沢美枝さん。時代をつかんだフレーズにマスコミが飛びついてニュースにした。彼女はハンディキャッパーだから、この言葉の意味はそれなりによく分かる。分からないのは「そうだそうだ、よくぞ言ってくれた」と、その尻馬に乗って健常者が快哉(かいさい)を叫んでいることである。「肩の力を抜いて、等身大で生きよう」という姿勢なら共感できるが、その意味ではない。楽をすることに賛成なのだ。これで、「がんばること、努力することは無価値」と思う人たちがますます意を強くするとしたら、これは大事件だ。経済社会の減速で、がんばる意欲まで押しつぶされてしまったのだろうか。

  こうした事例は枚挙にいとまがない。最近あるテレビドラマでも、「がんばることなんて、もうやめよう」というせりふを聞いた。それほどまでに打ちのめされた経験をしたのだろうか。
  「がんばれ、がんばれって、どうがんばったらいいんだろう」と悩んでいる声に振り返ると、予備校のテレビコマーシャルである。
  「やりたいことだけ、やっていたい」というキヤッチフレーズは旅行代理店の広告である。これを裏返せぱ、「得になること以外は無関心」「やりたくないことは、やらない」という強い意思表示だ。立派と言うほかはない。
  
努力したからといって報われる保証はない。それなら楽をするに越したことはない、という道理だろうが、そういう人間に限って、自分が楽をできるのはどこかでだれかが努力し、がんばってくれているからこそ、ということに思い及ばない。そんな大人にはなってほしくない、と子供たちを社会人に育て上げたばかりのキャラメル世代は思う。

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  一方、成人の日の新聞広告に見た、息子と酒を酌み交わし、「これでおまえも一人前だ」と喜ぶ父親像。その場で何が語られるかこそが重要なのに、いっしょに酒を飲むというそれだけで、息子も成長したものだと感激する浅はかさ加減。まして、嫁ぐ娘に父親が「いつでも帰ってきなさい」とささやく住宅会社のテレビコマーシャルに至っては、言うこと無し、である。
  「中身より外見」の軽薄な思考。はきちがえた愛情。これは、広告の作り手自体が、そうした価値観を持つ世代に変わってきているからだろうと思われるが、いったい、忍耐強く、律義で、勤勉、とされた国民性はどこにいったのだろうか。「待つ」とか「耐える」という言葉も聞かない。。キャラメル世代は、息子や娘がそうした言葉を過去のものにしてほしくないのである。

  ところで、「努力しないで出世する方法」という映画が昔あった。ブロードウェーでヒットしたミュージカルが素材である。清掃会社に勤めるサラリーマンが「努力しないで出世する方法」という書物に触発され、そのハウ・トゥを突践するために毎日毎日ひたすら努力する、という皮肉たっぷりの物語を、ハリウッド映画お得意の軽妙な展開で楽しませてくれる。
  努力しないで目的を達成できることはまずない。それが現実だろう。ただ、これまでのようにやみくもにがんばるのとは質的にちがう「がんばり方」があるはずだと思う。それが等身大の生き方というものではないだろうか。
  それでもがんばりたくない人にはいい知恵を授けたい。それは「努力しないでスキルアップを実現する方法」。自分の意志で好きなテーマに取り組み、楽しみながら自分を成長させることができる生涯学習の現場にこそ、それがある
(趣味もブログも立派な生涯学習です)

努力しないで出世する方法 [VHS]

努力しないで出世する方法 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS


※「キャラメル世代」とは http://fcm.blog.so-net.ne.jp/2008-02-13-1

●「キャラメルエッセー」の全体テーマは「生涯学習」。10年後の復刻として全14回を随時掲載させていただいております。なお、ここでは「生涯学習」を、文字通り「生涯が学びの場」と広くとらえています。
●記事は当時のままです。場合によって現在の認識とズレがあるところが出てきても、そのまま掲載しております。


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とも

僕は、「努力」も「頑張る」も好きです☆

夢は願うだけではかないません。そこに向かって努力する(頑張る)ことが大切だと考えています。
by とも (2009-03-12 03:02) 

sig

花火師さん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 07:04) 

sig

ともさん、こんにちは。
夢があるからがんばれるんですよね。そして、そのための努力は苦にならないんですよね。そして結果的に夢は叶うのです。ともさんは十分ご承知です。
夢は大きいほどいいといいますが、それは本当です。オリンピックで金メダルを取る人は、最初から目標をそこに設定しているからこそ、そのレベルに達することができます。家族みんなが健康で仲良く・・・平凡に生きることを願っていた私は、それを達成しました。夢(目標)の大きさはその人の幸福感の問題で、他人がその大小を論ずるものではないと思います。でも今は、もっと高い理想を持てばよかった、と思わないでもありません。(爆)
by sig (2009-03-12 07:22) 

カメキチ

おはようございます。
私たちの時代は、努力、頑張るは当たり前、それに忍耐が付いていました。一旦嫁に出た女性には「女嫁して三界に家なし」と言われたものです。
つらかったらいつでも帰って来い・・・現代の親はそれほど過保護なんでしょうね。
可愛い子には旅をさせろということもあります。子供を突き放すことも大事なことと思います。
私たち昔人間には現代の若者たちの考え方が理解できませんね。


by カメキチ (2009-03-12 10:19) 

sig

カメキチさん、こんにちは。
昔の常識は今は非常識、という感じの物事は結構発生していると思います。それが時代の趨勢というものでしょうし、昔はすばらしかったと言い切れるものではないのですが、この記事を書いた10年前はバブル崩壊後の無気力感、脱力感が続いていた頃でした。
「あんなにがんばってきたのに、あれは一体なんだったのだろう」という反省?から、社会全体が「もう、がんばることはやめよう」というムードを煽り立てていました。その先頭で旗を振っていたのが広告でした。記事に示したような事例がこんなに次々と現れたことはかつてなかったことでした。自分がその世界に居た人間ですから、とても苦々しく感じたのでした。
過保護や無気力は褒められませんが、若者は若者なりにがんばっていると思います。また、マイペースも自分なりのがんばり方だと思っています。
by sig (2009-03-12 10:48) 

sig

takemoviesさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 10:49) 

sig

xml_xslさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 10:49) 

sig

漢さん、こんにちは。
同世代として、どうお思いになりますか。
by sig (2009-03-12 10:59) 

みかっち

努力も頑張るも、めいっぱいするときもあるけど、
それ以上にダラダラ頑張らない時もあります。
でも....それで自分のバランスがとれてたらいいのかもー
by みかっち (2009-03-12 12:51) 

プリン

本当ですね~
「はき違えた愛情」にだけは
ならないように、注意したいと思います(汗)
by プリン (2009-03-12 17:10) 

sig

ぐっとれさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 18:48) 

いぬ

sigさん こんばんは
がんばる事に無駄は無いと思います
がんばる前に諦めるなんて後悔するだけです
もう がんばるのに疲れたよと 去年 弟が言うのを聞きました
弟は それから僅かで癌で亡くなりました
がんばれるのは健康で元気だからこそ
がんばれるのは喜びだと思います
がんばらないとと思う時 弟 思い出して がんばります
by いぬ (2009-03-12 19:17) 

sig

みかっちさん、こんばんは。
「バランス」。とても大事なキーワードですね。そして、おっしゃる通りだと思います。ただし、それが分かるまでは修行が必要なのですよね(笑)。

私がこの記事を書いたのは、上のカメキチさんへの返事に書いたとおり、同じ広告業界の人間がこうした「易きに流れるを良し」とする風潮を広げようとしていることに腹が立ったのです。
そして10年後の今は、努力したい人間が、その場所すら取り上げられてしまう(働く場所が無い)という状況です。広告業界は商品の宣伝だけでなく、クライアントを動かしてそうした問題に対して社会的な力を発揮できるはずなのに、何もやっていません。みんなが元気を取り戻せるような活動を展開すべきなのです。
いやいやいやいや・・・・、ちょっと熱が入りすぎました。(笑)
by sig (2009-03-12 19:18) 

sig

いぬさん、こんばんは。
とても感動的なお話を伺いました。
弟さんはきっとギリギリまで、がんばってがんばって来られたのでしょうね。
「健康で元気だからこそがんばれる。
がんばれるのは喜びだと思います」・・・本当にそうですね。
弟さんの身を挺してのお言葉をしっかり受け止めてがんばっておられるいぬさんはすばらしいです。
by sig (2009-03-12 19:37) 

sig

shinさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
shinさんも本当にがんばり過ぎないように。
by sig (2009-03-12 19:40) 

sig

プリンさん、こんばんは。
記事では難しく言っていますが、家庭のレベルで言えば、要は「子の親離れ」と「親の子離れ」という話です。うちは男の子だから、大学を出たら「あとは一人でやれ」と言って追い出してしまいました。なかなか出て行きませんでしたけど(笑)。家内は初めはかわいそうだと言っていましたが、数年後、「あれは正解でした」と分かってくれました。
by sig (2009-03-12 20:45) 

sig

ChinchikoPapaさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 20:46) 

sig

ヨタ8さん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 20:46) 

sig

amiさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 22:59) 

sig

yannさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 22:59) 

sig

八犬伝さん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-12 23:00) 

アヨアン・イゴカー

何かに向けて何かを根気強くやることをやめたら、人間が人間であることができなくなります。その行為を当事者以外は、その根気強い行為を努力と呼ぶことが多いのだと思います。往々にして、努力していると思われている当事者は、好きでやっているのであって、自分では努力していると感じていないもののようですが。
努力と言う表現が好いのかどうかは分かりませんが、自分の生き方に自分なりの拘りをもち、維持し続けることは重要だと思います。あることをやり続けることを、人は努力と呼ぶのかもしれません。
by アヨアン・イゴカー (2009-03-13 01:02) 

あい

頑張れば頑張っただけのものを得られる事を知っているので
好きな事や、自信を持ちたい物に対して努力する事は好きです♪
メディアの力はすごいですが、流されすぎないように自分らしさと
個性を持っていたいものですね。
今の最大の努力は、毎日彼と楽しく笑顔で過ごすように心がけてる
事・・・かなぁ。難しいんですけど(●´艸`)
長く健康であってほしいと思っています☆
前回のコメントレス、ありがとうございました♪
少し安心しました(´▽`*)

by あい (2009-03-13 02:20) 

sig

mitsuさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-13 09:59) 

sig

アヨアン・イゴカーさん、こんにちは。
「あることをやり続けることを、人は努力と呼ぶのかもしれません」
・・・とても明快な言葉だと思います。
おっしゃるとおりこの言葉は主観と客観でちがうと思います。要は周りに流されない、振り回されない自分を確立することに向けて行動していくことだと思います。コメントありがとうございました。
by sig (2009-03-13 10:13) 

sig

あいさん、こんにちは。
「愛」は最高です。普段なら辛いことでも、愛する人のためなら苦になりません。その人のためにと思ってやることは、同時に自分を高めてくれます。あいさんは今その真っ只中。
「愛は惜しみなく与え、惜しみなく奪う」という言葉があります。
愛すればすべてを与えても惜しくない、ということと、相手のすべてを自分のものにしたい」ということだそうです。そのバランスがポイントみたいですね。(笑)
by sig (2009-03-13 10:52) 

漢

コメント有り難うございました!
by 漢 (2009-03-13 11:53) 

sig

漢さん、こんにちは。
また寄らせて頂きます。
by sig (2009-03-13 13:40) 

うに

その言葉の本質を見ようとしないで
自分の都合のいいように解釈する人って…
結構いますよね…  ヽ(ー_ー )ノ
by うに (2009-03-13 14:56) 

sig

うにさん、こんにちは。
ほんとうに。特に上に記した「がんばらない」に至っては、日頃がんばっていない人ほど我が意を得たり、と喜んでいたみたいですからね。
上から5番目、カメキチさん宛てのコメントにも書いたのですが、この原稿を書いた年は、そんなCMやTVドラマで溢れていたのでした。
コメントありがとうございました。
by sig (2009-03-13 15:24) 

チョコシナモン

sigさん(○´∀`)ノ゙こんにちゎ★
努力、頑張るって大切だと思います。
頑張ったら頑張っただけ何かに近づける。
努力したら必ず報われると私は信じています。
by チョコシナモン (2009-03-13 16:55) 

sig

チョコシナモンさん、こんばんは。
仰るとおりだと思います。
努力とは目標に向かって進むことで、目標が見つからない人には努力は発生しないのではないでしょうか。
そして目標がある人はそれを達成できるまでアクションを続けるでしょうから、結果的に目標を達成することができる。そして努力は報われた、ということになるのではないでしょうか。
私がこの記事で言いたいこともまさにそこなんです。「がんばらない」というフレーズが、何をしたらいいのか分からない人の気休めとなったり、それを社会が認めているような気風が感じられたから、この記事を書いたのでした。
それから10年後、この不況下で、そんな状態ではいられないとは思いますが。
by sig (2009-03-13 19:14) 

sig

JAKiEさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-13 19:15) 

sig

leoさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-13 22:07) 

sig

やまがたんさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-14 00:31) 

corrado

sigさん、
こんばんは、私もそう思います。
努力して無駄なことはないということ。
楽をしてお金を稼いでいる連中はあまり居ないですよね。
簡単に稼ぐ方々は逮捕(笑)されてしまったりします。

ただ、世間の荒波に耐えきれず鬱病になり、
自殺してしまったお客さんがいました。
年齢も近くショックが大きかったです。
単なる推測ですが、
会社を辞めていて、家に閉じこもってしまうことは親にも迷惑がかかる、さらに、会社勤めは失敗した。これからの勤め先も決まったが、やっていける自信が無かったという。
すると彼に残された道は・・・そういう短絡的な結論だったのです(私の解釈ですが・・・)。

教育は家よりも単純に時間的には学校で多くが行なわれます。
つまらない道徳なんぞを教えることより、会社勤めの辛さ、さらに社会でどんな荒波にも耐えられる力を備えさせたほうが良いかも知れません。ただ、これほど経済が成熟し、飢えなどを知らない私たちには難しいでしょうね。
by corrado (2009-03-14 01:40) 

sig

corradoさん、こんにちは。
corradoさんのコメントの中にあります社会に適合・順応できない人たち・・・この人たちの多くは純粋すぎるほど純粋なんですよね・・・も含めて、私は子供が、社会的な規範や精神的な強さを身につける第一歩は「家庭教育」だと思います。両親が社会人として立派に立っている姿をしっかりと見せること。それ以上のものは無いと思います。
私の息子たちを見ていると「仲良し夫婦・仲良し親子」です。それだけでは子の社会性は育ちません。時に父母の対立を見せたり、子に対して毅然とした態度を取ることが大事な教育だと思います。
私は息子たちが小中学生の頃に「こういうことをしたらお父さんは悲しいな」という形で伝えていました。それは、礼儀であり、マナーであり、人のものと自分のものであり、金銭の扱いであり、間違った場合の処し方であり、つまり最低限の社会規範を外れないように、ということです。
家庭教育の段階で子供の社会性が育まれていれば、「学校教育」ではもっと、本来の知識・教養を教えることに専念できるのではないでしょうか。・・・と思いますが・・・。
by sig (2009-03-14 14:24) 

sig

U3さん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-14 22:03) 

gyaro

「努力しないで出世する方法」。。。。
その皮肉たっぷりの映画が見てみたくなりました。
着想というか、切り口もとてもいい映画のようですね☆

by gyaro (2009-03-15 03:21) 

sig

gyaroさん、こんにちは。
DVDが出ているかと思ってAmazonを見たら、上記のVHSだけ。それも中古でかなり高額でした。私は昔のTV放送を録画で持っているのですが、探すのも骨が折れそうです。とても愉快で楽しい映画ですよ。ぜひ。
1995年にブロードウェイでリバイバル公演されているようです。
コメントありがとうございました。
by sig (2009-03-15 09:31) 

sig

furukabaさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-15 11:55) 

春夏冬

縷々述べられている家庭教育の大切さに共感します。
愚直も権力志向も結構、生き方は十人十色ですが、
我慢と道徳を忘れた軽佻浮薄な気風には首を傾げます。
と言いながら、浮浪雲に憧れているダメダメ人間です。
by 春夏冬 (2009-03-15 12:17) 

sig

春夏冬さん、こんにちは。
浮浪雲はこんなところまでプカリプカリと飛んできたのですか。(笑)
このカテゴリーでは硬いことを書いていますが(この回は中でも一番)、他は軟弱です。
次回(明日)はディズニーです、気が向いたら覗いてみてください。
コメント、ありがとうございました。
by sig (2009-03-15 13:44) 

ねこじゃらん

バブル時代〜90年代のもの…服装や音楽や風潮…苦手でした〜。
(ちょうどバブルの恩恵は受けずに、迷惑被った世代です(汗))
うまくひとことでは言えませんが、
「頑張らない♪」って尻馬に乗っちゃうメディア、風潮、
あんぐりしちゃいますね。^_^;
でも今も本質的には変わってないのかなあ。。
(今更の言及ですが)給付金とか、ありえませんけど。
政府のおじちゃんたちが幼稚すぎる〜。(ー_ーll)どよ〜ん。。
by ねこじゃらん (2009-03-15 18:13) 

sig

ねこじゃらんさん、ようこそ。
私はバブル崩壊と同時に人生がひっくり返った口です。(笑)
あれは平成に変わりたての頃ですから、20年近くも経済の低迷が続いてきたのに、駄目押しをするようにこの世界不況になりました。日本丸の舵取りができるひとはどこに居るんでしょうか。ほんとに、お坊ちゃん育ちで苦労をしたことのない人間の考えること、行うことは幼稚ですね。情けない時代です。10年前より悪くなりましたね。
by sig (2009-03-15 19:10) 

kemm

結果も意味あることは間違いないけど
やはり努力すると言うプロセスが大切ですよね。
自分自身にとって何かが残るとしたら
そんなプロセスがあってこそでしょうね。
結果オーライも嬉しいけど“悪銭”と変わりないような気がします。
by kemm (2009-03-15 19:24) 

sig

こんばんは。
昔は結果がまずくても、よくやった、という評価がありましたが、結果主義の現在ではそれは全くありませんね。それが「結果良ければ全て良し」という風潮を生み、それならできるだけ楽をしてやろう、ということになったのだと思います。何もしないで楽をしていたのだから、悪い結果をおこられても帳尻が合う、ということなのでしょう。何事も、実は自分のためになることなのに、人のためにやって上げているんだと勘違いしているからでしょうね。
硬い記事はこれくらいで、このあとからは柔らかくなります。W
富山にもようやく遅い春が訪れたようですね。
コメントありがとうございました。
by sig (2009-03-15 19:44) 

sig

Ja-Kou66さん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-16 00:16) 

Qoo

ごもっともだと思います
頑張ることが格好悪いというのはある時期あると思います
反抗期の子供達はだらけることが粋だという・・・
それも成長過程だと思うけど
今は大人がそれを真顔でやってますね
楽をして金を儲ける方法 何て本が売れたりします
楽をするためにはその前に苦労が必要だと言うことが判らない
どんなことでも、一所懸命って格好いいのにな
by Qoo (2009-03-19 12:28) 

kazz

私はスポーツ観戦(やる方もですが)が大好きです。
目で見てわかりやすく頑張っていますし(なんか上手く言えない)
もちろんスポーツに限らず影で頑張っている人もたくさんですよね。
一生懸命=格好悪いという風潮には私も腹が立ちます。
たしかにある時期から急にそういう雰囲気になりましたよね。
「クール」は恰好良いですが、それを頑張らない、手を抜く、とはき違えてる場合もありそうですね。



by kazz (2009-03-22 01:21) 

sig

Qooさん、こんにちは。
いろいろながんばり方があって、人によってちがうと思いますが、みんなそれなりにがんばっているはずなんです。それを否定するようなことをマスコミが吹聴して、そういった社会のムードを作り上げてしまう・・・それにいい大人が乗っかって、我が意を得たり、という顔をしている・・・それに腹が立ったのでした。本当に大人が子供のお手本になるように、もっとしっかりしなくちゃいけないんですよね。コメントありがとうございました。
by sig (2009-03-22 16:59) 

sig

kazzさん、こんにちは。
そうですね。がんばるのはかっこ悪い、と言って仲間の前では全然がんばってなんかいないフリを見せていて、うちに帰ったとたん、机にかじりついてガリガリやる、って感じ。こういうのは卑怯、というより、なんか寂しいですよね。
スポーツはその点オープンですし、結果も正直にでるものですから、教育的にはとてもいいと思います。コメントありがとうございました。

by sig (2009-03-22 17:08) 

sig

whitesoxさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-03-27 12:40) 

sig

Yubarimeronさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-04-01 17:21) 

sig

abikaさん、こんばんは。
こんなところにまでご来館ありがとうございます。
by sig (2010-01-03 23:25) 

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