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授業料は、金庫がカラになるほど高かった [あんなこと、こんなこと]

P1030925b-3.jpg  あんなこと、こんなこと―37

授業料は、金庫がカラになるほど高かった

悲喜こもごものファーストフライト-②

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●羽田-ホノルル間を往復した「エア・サイアム」のボーイング747ジャンボ機  1974


前回からの続きです。

●ホノルルではショップリサーチ

 現地時間で1974S49)年314日早朝、ホノルルに到着した私たちは、朝食後ただちにアクションを起こしました。ホノルル滞在は1日だけ。アラモアナ・ショッピングセンターやカラカウア通りのパンツショップ、あるいはインターナショナル・マーケットプレイスなどで、私たちがこれから日本に導入しようとしているパンツがどのように売られているかを市場調査しました。頭が重くあくびが出そうで仕方がなかったのですが、考えたらジェット機内では仮眠程度で、ほぼ徹夜の状態なのだということに気が付きました。

 気分の重さも夕方にはすっかり地元時間に慣れ、夜のレストランではポリネシアンショーを存分に楽しむことが出来ました。それに宿舎は、引率してくださったH社の社長が会員になっているゴルフクラブの高級ロッジ。ダイヤモンドヘッドのふもとの豪華なコテージで、広い部屋に一人一室。まさにセレブ気分でした。

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●ホノルルのホテルでのポリネシアンショーと、そのステージを録音したレコード
 記念に買ったら、ジャケットの裏にボスと出演者がサインしてくれました


●ホノルルからはファーストクラスのラッキーフライト

 さて、翌日はコンチネンタル航空の普通のジェット機でロスまで飛ぶ予定なのですが、航空会社の手違いで荷物だけ先の便で出発してしまい、おまけに私たちの乗る便も席が二つ足りないというアクシデントが生じました。H社の人たちが交渉して、ようやく席をやりくりしてもらったのですが、一人はファーストクラスだというのです。そこで、社内でいざこざが生じないようにと、社外の私がファーストクラスの幸運に預かることになりました。

IMGP7388-2.JPG●コンチネンタル航空

 ゆったりとした座席、広い通路。配られた白いソックスに履き替えてふかふか絨毯の上を歩きます。食事も豪華なステーキ。バーカウンターには高級洋酒がずらりと並んでいます(この時は自分の下戸を呪いました。それを言うとみんなに総スカンされそうで、言えませんでした)。その時上映された映画は、私にもなじみが深いロックン・ロールのヒット曲がいっぱい詰まった「アメリカン・グラフィティ」。あとで知るのですが、前年(1973)制作されたジョージ・ルーカス監督の実質的なデビュー作でした。

アメリカングラフィティ2.JPG●「アメリカン・グラフィティ」1973

片言の英語すら出来ないくせに、気が大きくなった私が隣席の男性に話しかけると、彼はたまたまこの航空会社のパイロットでした。勤務を終えてロスに戻るところということで、ボディランゲージや筆談で結構楽しく時間を過ごすことが出来ました。彼がスチュワーデス(「アテンダント」よりこの呼び方が好き)に私のことをあれこれ気遣ってくれ、私はファーストクラス以上の親切なサービスを受けることが出来ました。

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●ロサンゼルス上空はかなりのスモッグで、明日の東京の姿を予感させた
 右の写真はシティ・ホール この当時、背景に高層ビルは見当たらない


 夕方、いよいよロス上空に到達しました。ところが下界はすごいスモッグです。晴れるまで上空待機ということで、あのだだっ広いロスの上空を大きく5回も旋回しました。家ごとに緑色のプールを備えたビバリー・ヒルズの景観など、時間にして約1時間。それはすばらしい遊覧飛行でした。スモッグはまだ晴れず、給油が必要ということになり、急きょアリゾナのフェニックス空港に向かうことになりました。

 コロラド砂漠の上空を飛行してフェニックス空港へ。ただし給油が済むまでで、降りてはいけないのです。フェニックスには一歩も足跡を残さずに、暮れなずむ頃フェニックスを経ちましたが、ロスに戻るともう夜でした。ところが思いがけない光景が私を待っていました。

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 スモッグが晴れたグレートロサンゼルス。見渡す限り広大なあのロサンゼルス全体が光り輝いて私を迎えてくれているではありませんか。息を呑む美しさとはまさにこのこと。それは文字通り夢のような光景でした。これまでのいろいろなアクシデント。それは初フライトの私に対して用意された思いっきりのサプライズのように思われてきました。

●ロスもサンディエゴも、観光気分の気楽な仕事

1974年(S49316日から正味7日間が実質的な仕事でした。はじめの2日はロス市街の視察。ビバリー・ヒルズ、ロディオ・ドライブ、ノースリッジのショッピングセンターやサンタ・モニカなどを回りました。映画好きの私にとって特にうれしかったのは、往年の名作「サンセット大通り」のその場所に立てたこと。そして憧れていた映画の都ハリウッドの昼と夜を体験出来たことでした。

IMGP7401-2.JPGサンセット大通り2.JPGP1110067.JPG
●上左/おなじみ、ハリウッドのグローマンズ・シアター
      他の劇場では、オカルト映画「エクソシスト」(1973)にまだ行列。帰国後、日本初公開
  上右/サイレント映画の名優グロリア・スワンソンが復帰を果たした名作「サンセット大通り」
  下/ブランドショップが軒を並べるサンセット・プラザ・ドライブ


次の2日はレンタカーでサンディエゴまで南下。リゾートホテルを丸ごと借り切って、全室を出展ブースに仕立て上げたファッションのトレードショー「マジック・バジック」を視察しました。

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●3点ともサンディエゴにて ホテル全室がトレードショーの会場


残りの3日は毎日ダウンタウンの一隅にあるA社に通い、それぞれの役割に分かれて打ち合わせをしました。私に付いてくれたのは日系三世のマーケティング・プランナーでした。彼は片言の日本語でアメリカで展開しているプロモーションの考え方やキャンペーンの展開法などを教えてくれ、実際に使っている広告・広報のツールを受け取りました。こうして一行7人、12日間に及ぶ打ち合わせと視察旅行は無事に終了しました。

IMGP7399-3.JPG●ロスにて A社社長&スタッフと我々一行

●好事魔多し。天国から地獄へ

 帰国後すぐに日本での広告や売り方に関する企画に取り掛かりました。そんな折、新しく入社した経理の男性が、会社の経理内容が滅茶苦茶で帳簿を整理できない、と相談に来ました。最初はナンバー1の奥さんがOL時代の経験を生かして経理を担当していたのですが、いつからか経理事務を募集するようになり、入社した経理担当がいずれも長続きしなかったので変だとは思っていたのですが、やはり会社がおかしいということなのです。

P1110068.JPG●EXPO70 大阪万博 1970
  

そこで思い当たりました。つねづね新年会や得意先の接待、それに大阪万博EXPO70にみんなで出向いたときにも、ナンバー1から私に「ちょっと出しておいて」と話があり、なけなしの貯金から用立てていたのですが、いつもそのままになっていました。私は共同経営者でもなくただの社員でしたから経理の内容は全く知らずにいたのですが、立場上No.2というのはそういう意味だったのです。そしてこのたびのアメリカ行きも実はそれ、「ちょっと出しておいて」で出かけたのでした。つまり、結果的に自費で行ってきたことになってしまいました。
 待遇は決して悪くは無かったのですが、こうした出費が続き、自分が出したお金を給料としてもらっているようなところがあったりして、結局のところ私自身が自転車操業をしていたようなものだったのです。(どうぞ笑ってください)

●振り出しに戻った昭和16年生まれ

このままでは一家5人が路頭に迷うことは必至です。事実、前の会社で10年間、家族の「もしも」のために、どこへも行かず何も買わずに我慢してきた私の貯金は底をついていたのです。背に腹は替えられません。私はH社のパンツファッションが日本市場に滑り出したことを見届けて、1974S49)年の末、ちょうど5年間籍を置いた六本木のスタジオを去ることにしました。

いろいろありましたが、このスタジオで広告や映像の基礎を実地に習得できたのですから、私が通らなければならない一つのステップだったことは確かです。財布どころか貯金通帳がカラになりそうな「高い授業料」になりましたが、いずれはフリーになるつもりでいた時期が早まったと思うことにしました。しかし我が家の生活が振り出しに戻ってしまったことは確かでした。またスタートラインから。それが現実でした。
 けれども昭和
161941)年生まれは、もともと戦後
ゼロから出発した世代なのでした。

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●ロスからサンタ・モニカまでのグレイハウンド・バスの中で、「これはちょっと手に入らないよ」と、メキシカンがわざわざ渡してくれた思い出の1ドル硬貨


●エピローグ
 

  1970年代は航空機事故の当たり年でした。その間隙を縫って私たちの渡米があった訳ですが、経営が危なっかしいと危惧されていた通り、エア・サイアム(タイ国営航空)は1977年(昭52)に倒産。私たちが乗ったただ一機のジャンボジェット機は大韓航空に売られ、1989(昭64)年にリビアのトリポリで事故を起こして解体されてしまったということでした。

 そして六本木のデザインスタジオも、ほぼ1年後に消滅してしまいました。

おもしろうて やがてかなしき 三十三歳 


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pace

全開のサファリスーツも懐かしかったけど
初めての飛行機でベトナムへ行く高校生の私に
パーサーが空いていたファーストクラスのシートで
英会話教室をしてくれたのを思い出します
万博の次の年の春でしたね~
by pace (2009-06-04 00:45) 

OMOOMO

sigさんの人生山あり谷ありですね~。ロス行きが、散々な目に
あったのですね。でも、高い授業料で収穫も大きかったわけですね。
まだ33歳は潰しがききます。続編はこの次でしょうか?
by OMOOMO (2009-06-04 00:55) 

walz

こんばんは~
今回はなんだか凄まじい話ですね
アメリカ行きの話をとても羨ましいと思いながら読んでいたら
ラストでこんなどんでん返しがあるとは・・・

収穫も多かったとは思いますが高い授業料ですよね
でも、何故か羨ましくも感じます^^

EXPO当時の太陽の塔の写真も興味深く拝見しました
今は太陽の塔はありますが周りには何もありません☆
by walz (2009-06-04 01:08) 

yuki999

飛行機ってかっこよくて
大好きです^^
by yuki999 (2009-06-04 07:44) 

Yuki

太陽の塔、今とちがって建物に囲われていたんですね!@@
by Yuki (2009-06-04 09:28) 

kontenten

自腹・・・大変で御座いました(><)
特に米国出張費用・・・それも、当時は物凄く費用も掛かり
(経済的にも)大変だったと思います^^;Aアセアセ
 でも、良かったですね・・・アクシデント
私も去年、タイに行った時、反政府運動で国際空港封鎖されたのですが、
そのお陰で、プーケットに予定より3日も余計に観光出来ました。
そして、臨時便・・・私も同じく席の都合から
本来エコノミーが、プレミアムエコノミーで帰って来られました(^^)。
by kontenten (2009-06-04 09:47) 

カメキチ

おはようございます
ラッキーなアメリカ旅行。一転してどん底に落とされるような出来事に見舞われる。こんなことなかなか体験することは出来ませんね。でもきっとこの経験が良い肥やしとなって花開くことになったのではないでしょか。

by カメキチ (2009-06-04 09:51) 

漢

さて次に何を起こすか三十代!
by 漢 (2009-06-04 11:20) 

sig

paceさん、こんにちは。
私もサファリスーツが好きで、カメラを持ってキメていました。
paceさんと、同じ頃同じような体験をしていますね。
ファーストクラスでの英会話教室、最高ですね。
by sig (2009-06-04 12:46) 

sig

OMOOMOさん、こんにちは。
最近までは思い出すさえ忌まわしいと思っていましたが、自分史と言う以上、このエピソードは外せなくなりました。ブログで恥の上塗りをしています。
でも、こんなことも書けるようになったという事は、歳をとったということですね。
さて、次回はもっと面白くなりますよ。W
by sig (2009-06-04 12:51) 

sig

walzさん、こんにちは。
ちょっと面白かったでしょう。
どんでん返しと受け止めていただいたのは大正解です。
ドキュメンタリーがそうですが、ノンフィクションという分野は、実は面白いのですよ。
次回はもっと面白いエピソードを・・・

みなさんのブログで太陽の塔の現在を見せていただいておりますが、それを中心に広い公園になっているようですね。
by sig (2009-06-04 12:57) 

sig

yuki999さん、こんにちは。
ジャンボジェットは格好いいですよねー。
最近また新しい大型機が登場したとかしないとか・・・
by sig (2009-06-04 12:59) 

sig

Yukiさん、こんにちは。
当時「太陽の塔」は躍進目覚しい日本のシンボルでした。
いつか機会があったら、当時のニュース映画か記録映画をぜひご覧ください。今より格段に活気にあふれていた時代でしたよ。
by sig (2009-06-04 13:02) 

sig

kontentenさん、こんにちは。
恥ずかしながら、自分史として真実を書いております。自分史は決してきれい事ばかりではないと思うから。
「60歳のラブレター」という本をご存知ですか。映画化されたものは観ていませんが、みなさんいずれも愛し愛されての理想的なご夫婦ばかりで涙が出ます。誰もが早く60歳になりたいと思うでしょうね。結果、高齢化が加速したりして・・・あはは・・・これは冗談。

プーケットのエピソード、よく覚えていますよ。その時私はここに書いたことを思い出していました。楽しいアクシデントほどいい思い出になるから、大歓迎ですね。

by sig (2009-06-04 13:11) 

sig

カメキチさん、こんにちは。
このブログ、やっかいなことに書き始めたら止められなくなってしまって、こんなことまで表に出してしまいました。
この経験が花開くまではまだまだなのですが、この次がスライドの時代になるのです。
まあ、ついでということにして、もうしばらくお付き合いください。W
by sig (2009-06-04 13:16) 

sig

漢さん、こんにちは。
楽しんでくださっているようで、うれしいです。
事実はテレビドラマよりも奇なり。
次回はもっとすごいお笑いが待っていますよ。
ご期待ください。
by sig (2009-06-04 13:19) 

sig

うささん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:20) 

sig

takemoviesさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:23) 

sig

c-yuhkiさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:28) 

sig

お茶屋さん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:30) 

sig

キクさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:30) 

sig

ChinchikoPapaさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:30) 

sig

shiroyagiさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 13:31) 

sig

ヨタ8さん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 14:15) 

sig

xml_xslさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 14:16) 

sig

sinさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 14:17) 

Qoo

first classは通路を通っただけ
その豪華さにビックリしました(^O^)
それにしてもひどい会社だったのですね
今じゃ大問題ですよね
by Qoo (2009-06-04 15:10) 

ちゃこちゃん

sigさんのお話がとてもうまいので
その場にいるような感覚で読ませていただきました。
山あり谷ありの映画のような人生を送られていたのですね。
お写真も当時の貴重な風景で素晴らしいです。

by ちゃこちゃん (2009-06-04 15:45) 

sig

Qooさん、こんにちは。
一流企業ならこんなことはないでしょうが、途上国日本における中小企業の現実は、こんないい加減なこともまかり通っていたんですよ。恥を忍んで何でこんなことまで書いているかというと、それがいいも悪いも「昭和」の姿だったということなんです。
by sig (2009-06-04 16:36) 

sig

ちゃこちゃん、こんにちは。よく読んでいただいて、ありがとう。
写真はスライドで撮ってあるのですが、うちのプリンタはこのような写真のスキャンが出来ないので、ライトテーブルの上にスライドを載せて、デジカメの超接写モードで再撮影しています。とても手間がかかるんですよ。
でも、ちゃこちゃんはまちがってもこんな馬鹿なことにならないように気をつけてくださいね。
by sig (2009-06-04 16:40) 

sig

NOBUさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 17:19) 

いぬ

sigさん こんばんは
何事も経験しないより した方が良いかなと思いますが
厳しい体験でしたね
ロス 光の海のようで綺麗ですよね
飛行機怖いけど行きたくなりました
by いぬ (2009-06-04 20:08) 

sig

とらさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 21:17) 

sig

いぬさん、こんばんは。
そうですね。なんでも経験した方がいいでしょうね。
そして、マイナスの経験は人のせいにしないことですね。
逆に、プラスの経験は人のせい(おかげ)にするといいでしょう。

最初のフライトの印象が良かったので、アメリカが大好きになりました。
もともと私たちの世代は、戦後ばっちりアメリカの民主主義教育を受けた世代なんです。ディズニー映画も観たし、初めからアメリカびいきにされてしまっているんですよね。
また、ロスの広大な夜景を見てみたいです。

by sig (2009-06-04 21:24) 

sig

disneyworldさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 21:24) 

sig

cheeさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 21:25) 

sig

八犬伝さん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 21:25) 

sig

sanaさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 21:26) 

sig

yannさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 22:15) 

sig

SILENTさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-04 23:18) 

アヨアン・イゴカー

>けれども昭和16(1941)年生まれは、もともと戦後ゼロから出発した世代なのでした。
一度全てを失った人間は強いのでしょうね。私の両親も戦後に北海道に渡り原野を開墾した16年の経験を持ちます。その経験は、私達子供達に何度も語られました。どん底の経験をすると強くなるようです。この話を私は『北海道の思い出』と言う文章にまとめています。まだ、出版していませんが、自費出版の予定です。
by アヨアン・イゴカー (2009-06-04 23:45) 

sig

レナさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 10:20) 

sig

アヨアン・イゴカーさん、こんにちは。
ご両親からそういうお話を聞いて育ったアヨアン・イゴカーさんはとても幸せだと思います。うちの息子たちは親の苦労話など聞きたくもないという風でした。だからここに書いたような話は一切知りません。愚痴ったことなど一度もないのに、何か押し付けられるような気がするのでしょう。私のブログも読んでいないと思います。アヨアン・イゴカーさんがご両親の思い出を出版の予定と伺い、とてもうらやましいです。ご両親の心をしっかり受け継いだ息子さんをお持ちのご両親は本当にお幸せです。コメントありがとうございました。
by sig (2009-06-05 10:39) 

sig

チョコシナモンさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 10:41) 

sig

PAPAさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 10:41) 

sig

父ちゃん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 10:41) 

sig

わかって建築家さん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 10:42) 

sig

furukabaさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 11:48) 

majoramu

お越し頂きありがとうございました。
ハワイは何度か行ったことがあります。
by majoramu (2009-06-05 15:15) 

sig

majoramuさん、こんにちは。
ハワイは大好きです。何回も行きたくなるところですね。
by sig (2009-06-05 15:30) 

Ja-Kou66

うわ~、ゴージャスな旅!・・・・・・と思ったらそんなオチが。。
笑いごとじゃ済まないような・・・(^ ^;
波乱万丈の貴重な経験をされたのですね。
でも、所詮そういう会社は長続きする訳がないですよね。。
ギリギリラインでセーフ!?
(前コメントは、卒業旅行で
 エジプトを含むヨーロッパ数カ国の旅をしたのです~)
by Ja-Kou66 (2009-06-05 16:05) 

gyaro

>スチュワーデス(「アテンダント」よりこの呼び方が好き)
 には、笑ってしまいました^^
 sig様は、私の父と同年代の方なのですね^^
 当時のお写真を拝見してなんだか感慨深いものがありました。
 しかし、授業料には驚きです。
 いろいろな事がおありだったのですね。。。
by gyaro (2009-06-05 17:02) 

sig

Ja-Kou66さん、こんばんは。
次回もまたお笑いがあります。笑っていただいて結構なんですよ。
切羽詰った状態は往々にして第三者の笑いを呼ぶものだと思います。今そんなことを書けるのは、自分を客観的に見られるようになっからだと思います。
卒業旅行がエジプト&ヨーロッパとは、なんてゴージャス!!
いい体験をなさいましたね。いい時代ですね。
by sig (2009-06-05 19:20) 

sig

gyaroさん、こんばんは。
アテンダントと聞くと、ついオムツを取り替えたり、介護をする人をイメージしてしまいます。W

お父様と比べられるとまずいのですが、自分史なんてことを考える年になって、本ではないものをとブログを思い立ちました。中味も家族や身内がどうとかこうとかで泣いた笑ったというのじゃなくて、自分自身にしました。
映画も関係するので動画や音声もどんどん使いたいのですが、版権、著作権、肖像権がどうとかで、どうなりますか。
次回も大笑いがあるかも。

by sig (2009-06-05 19:32) 

corrado

あらら、この年に私は産まれました。
確か作家の向田邦子さんも飛行機事故(空中分解!)で亡くなっていますよね。
某航空会社はシートベルトも無かったなんて聞いたことがあります。
by corrado (2009-06-05 20:20) 

sig

プリンさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-05 20:47) 

sig

corradoさん、こんばんは。
このブログは、今の若い世代の人たちにそういった時代性を感じ取っていただくことがねらいでもあるので、そのようなコメントはとてもうれしいです。
by sig (2009-06-05 20:50) 

うに

天国も地獄も
半端じゃないなぁと感じました!
ワタシの経験は、まだまだ ですなぁ。
もっと思いきったことが出来るような気が… してきます。(^m^)
by うに (2009-06-05 21:28) 

sig

うにさん、こんばんは。
あははは、ああ、おかしい。でも、おかしいでしょ、この話。
こんな馬鹿なことを書けるのも、もう見栄も恥も外聞も必要ないからでしょう。
そうそう、うにさんはこれからですよ。可能性100%! 
うらやましいですね。
by sig (2009-06-05 23:26) 

sig

甘党大王さん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-06 09:12) 

sig

kakashisannpoさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-06 12:38) 

sig

ごんちゃん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-06 14:06) 

やまがたん

1$硬貨 私も持ってます
ペンダントみたいにしたものも持ってますが
銀貨のほうが紙よりも味があっていいですよね^^
本日は運動会で時間が取れないため
訪問・応援☆のみですみません><
by やまがたん (2009-06-07 09:00) 

sig

やまがたんさん、いつも訪問していただき、ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
by sig (2009-06-07 13:23) 

sig

みかっちさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-07 17:12) 

tomickey

お~っ!!
赤いクルマは308GT4だ~(*^_^*)
by tomickey (2009-06-07 19:57) 

sig

tomickeyさん、こんばんは。
え、そうなんですか。すぐ分かるんですね。
今ではクラシックカーではないでしょうか。
by sig (2009-06-07 20:49) 

sig

kimukutaさん、こんばんは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-08 22:17) 

sig

BlackTigerさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-10 16:29) 

いっぷく

出遅れコメントで失礼いたします。
時代も激動でしたがsigさんは個人的にも揺れ動いた時期でしたね、事実は小説以上なのかも。
by いっぷく (2009-06-11 08:59) 

sig

いっぷくさん、こんにちは。
このブログ自分史を私は、「昭和16年生まれ」、つまり、戦前・戦中の価値観を引きずりながら、戦後初の民主主義教育を受けた「高卒」がどう生きたか、ということで書いています。
私たちの大方はパソコンやインターネットになじまない世代ですから、このブログに対する感想はほとんど届きませんが、多分、みんなこんな青春を送ってきたのではないかと思っています。
そんな様子を残しておこうかな、と思って恥をさらしている次第です。
by sig (2009-06-11 10:50) 

sig

kemmさん、こんにちは。ご来館ありがとうございます。
by sig (2009-06-14 17:20) 

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