さあ、次は何を始めようか。 [あんなこと、こんなこと]
あんなこと、こんなこと－５８
さあ、次は何を始めようか。
２１世紀は、まだ富士山の一合目。 
●２年半の成果品 初回からの記事コピーの山 ＤＶＤより高い125ミリ
こんにちは。｢時計仕掛けの昭和館｣館長のsigです。
いつもご来館頂き、ありがとうございます。
さて、６月も間もなく終わろうとしておりますが、今日はこのブログの終了をお伝えしたいと思います。
●その理由は３つほどありまして…
第１の理由は、腱鞘炎の悪化です。私の腱鞘炎についてはこのブログにも書いたのですが、とにかくブログを継続するのが辛い状態が続いておりました。
第２の理由は、目的としていた＜自分史ブログ＞、つまりマルチメディア、マルチ手法による自分史の試みが、一応納得できる形で完結したことです。
第３の理由。これも腱鞘炎に起因するのですが、ブログの終了を今年の初めに６月末と決め、その時期が到来したということです。また、ちょうど1ブログの許容量1ギガに届いたということもあります。
「今」を綴るブログに終わりはありませんが、「過去」を紡ぐブログはいつかは終わりを迎えるものでした。
●おかげさまで「昭和館」の事業は十分に成り立ちました
このブログはほんの出来心で始めてしまったのですが、もしかして、慢性の腱鞘炎でブログなどを始めてはいけなかったのかもしれません。が、始めてしまいました。
それまでは自分史などまとめる柄でもなくその気も無かったのですが、ブログというメディアなら、文字だけのものとは違った多角的で立体的な展開が可能かもしれない、ということで、始めたのは2007年12月30日。これは手始めで、実際は２００８年のお正月からちょうど２年６ヶ月。毎週２回の更新で記事総数は２６３。（写真約2980点、動画112点）。プリントアウトして積み上げたら12センチを越える厚さの自分史が、人生後半の成果品として出来上がりました。
(「ディズニー長編アニメ再発見」カテゴリーだけはフレームを示しただけで内容を１本も書かずに、羊頭狗肉で終わってしまいました)
この硬い内容にもかかわらず、最近では１日のご来館者は400人前後。24時間営業とは言え、自宅を想定したバーチャル博物館である「時計仕掛けの昭和館」の狭いスペースを考えると、それなりににぎわっていたのではないかと思います。(笑)
閲覧数の累計も50万を越えました。niceの累計が１万に到達するのはまだまだ先のことのようです。このデータがどんなレベルかは分かりませんが、継続の励みとなっていたことは確かです。
●よくぞ、ここまでお付き合いを
このブログは、家族が全く登場しない100％極私的な自分史であることも異端ではないかと思うのですが、功なり名遂げた高名な人物の伝記ならいざ知らず、一介の市井人に過ぎない者の自分史に、よくぞここまでお付き合いいただいたものと、感謝の気持ちでいっぱいです。
いずれにしても、ｓｏ-ｎｅｔのブログというものに出会わなかったらこの自分史は存在しなかったし、これまで一度も休まずに続けてこられたのは、みなさんの支えと励ましがあったからに他なりません。
特に、私のブログをＲＳＳに登録して毎回目を通してくださったり、楽しいコメントの対話で、お顔が見えないだけでお友だち同然に親しくさせていただいたみなさんには感謝の言葉もありません。
個々に訪問してご挨拶すべきところですが、この場でのお礼に代えさせていただきます。本当にありがとうございました。
●終わりは、新しいことの始まり
さて、この街角のバーチャルテーマ館「時計仕掛けの昭和館」は幕を閉じましたが、もちろん閉館することはありません。展示品（記事・写真・動画）はそのままですから、どのカテゴリーでも再訪されればうれしいし、お訪ねくださればいつでもよろこんで対応いたします。
2010年は、富士登山に例えれば21世紀のまだ一合目。
期待していただけに落胆が大きかったこれまでの10年間ですが、これからの日本に、世界に、期待することにしましょう。
さあ、次は何を始めようかな。
●「時計仕掛けの昭和館」は年中無休。いつでもOPENしてますよ～
記事内の写真は「昭和館」の庭の花です。
